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仕事も接客もできず、泣きたくなります。

初めまして。自分の悩みより、もっと大きなことで悩んでいる人は多いと思いますが、自分の中だけで解決ができないので、どうかよろしくお願いします。

私は昔から容姿にコンプレックスがあり人付き合いが苦手で、中々人との距離を縮めることが出来ません。
外に出て人に見られるのが嫌で、プチ引きこもりになったこともあります。

しかしそんな自分を変えたくて接客のアルバイトを始めたのですが、2ヶ月たった今でもお客様の対応がうまく出来ません。

ノートに商品に関することや、仕事内容をまとめ覚えようとするのですが、中々覚えられず、覚えたことでもお客様に聞かれると頭が真っ白になってしまうのです。

先日も電話での対応でお客様を怒らせてしまって、ますます自分に自信がなくなってしまいました。
仕事も接客もできず、他のスタッフの方にも申し訳なくて、泣きたくなります。

それからは以前にまして寝つきが悪く、常に何か不安なのです。

病院へ行こうと思い親に相談したいのですが、私は高校時代からIBSで、そのことを相談したときは理解が得られなかったため、中々言い出せません。

どうしたら頭が真っ白にならず、考えが伝えられるでしょうか。
また、どうしたら親に理解してもらえるでしょうか?

まとまりのない文ですがどうかアドバイスお願いします。

女性

20歳

2010年6月16日

カウンセラーの回答

ご自身に対しての見方を変えてみましょう。

ふじさん、初めまして。カウンセラーの原口さおりと申します。
この度はメールでのご相談を頂き、ありがとうございます。

メールを拝見し、ふじさんが不安な日々を送りつつも、懸命に頑張っていらっしゃる様子がとても伝わってきました。
今後どうしたらいいのか、ふじさんのお気持ちが少しでも楽になるよう、私も一緒に考えさせて頂きますね。


ふじさんは以前から容姿にコンプレックスがあり、その為に、人付き合いや人と距離を縮める事が苦手なのですね。
人に見られるのが嫌で、外に出たくない時期もあったとの事。

そのコンプレックスが、ふじさんにとって大きなネックになっている事が窺えます。どうしても好きになれないところがあるのですね。

私も容姿に対してコンプレックスがあります。
特に10〜20代の頃は、「なんで私はこんな姿かたちなんだろう…」と恨めしく思っていました。

コンプレックスがあると、人からどう見られているか、どう思われているかが気になって仕方ないし、人と打ち解ける事が難しく感じられます。

人と会う事が苦痛だったり、怖くなったり、自分の事が嫌で嫌でどうしようもなく落ち込んでしまう時もありますよね。

プチ引きこもりになった時のふじさんは、コンプレックスの重みに押しつぶされそうになっていたのではないでしょうか。
とても苦しい時期だったでしょうね。

しかし、そんな苦渋を乗り越え、自分を変えようと接客のアルバイトを始められたのですね。

ふじさんにとって、接客のアルバイトをやろうと決意されるのは大変勇気のいる事だったとお察しします。
きっと、たくさん迷い、悩まれたでしょうね。
決して容易な事ではなかったと思います。

それでも、「自分を変えたい」という一心で行動に移されたのですね。
そのお気持ちがあったからこそ、もう既にふじさんは大きな変化を遂げています。
外に出る事も嫌だったところから、接客のお仕事をやるまでに至るなんて、すごい飛躍です。
誰に強制されたわけでもなく、ふじさん自らの力で大きなハードルを乗り越え、コンプレックスに立ち向かっていますね。
本当によく頑張られたと思います。


しかし、今はうまく接客や仕事が出来ない事、電話の対応でお客様が怒ってしまった事で自信をなくし、とても辛い状態なのですね。

ふじさんが真面目に一生懸命お仕事を頑張っていらっしゃる様子はメールからでもひしひしと伝わってきます。
商品に関する事や仕事内容を覚えようと、必死に努力していらっしゃる事もよく分かります。
この2カ月間、身をすり減らすような思いでお仕事をされてきたのではないでしょうか。
それだけに、思うようにいかない事が悲しくて悔しくて堪らないでしょうね。


私は、ふじさんが商品に関する事や仕事内容をなかなか覚えられなかったり、お客様に何か聞かれた時に頭が真っ白になってしまったりするのは、プレッシャーの為ではないかと感じました。

「うまく対応しなければならない」
「しっかり覚えなければならない」
「きちんと答えなければならない」

お仕事に対して、いつもこのような思いで臨んでいらっしゃるのではないでしょうか?
もちろん、これらの考えはお仕事をする上で大切な心構えだと思いますが、ふじさんはこの思いが強い為に、余裕がなくなっているように感じました。

プレッシャーがかかると緊張してしまいますよね。リラックスした状態だと簡単にできる事が、緊張していると失敗してしまうという事はよくあります。
ふじさんが、覚えた事でもお客様に聞かれると頭が真っ白になってしまうのも、「きちんと答えなければならない」というプレッシャーによって、極度の緊張状態になってしまうからではありませんか?

ふじさんは、お仕事をきっちりこなしたいというお気持ちが人一倍強いようです。
「他のスタッフの方にも申し訳なくて、泣きたくなります。」といった気持ちになってしまうのも、誠実で責任感の強い方だからでしょう。
いい加減な人は、そんな気持ちにはなりませんよね。

ただ、それだけにご自身に対して強いプレッシャーをかけ、厳しく律する側面も持っていらっしゃるような気がします。
出来なかった事や、失敗した事ばかりに目を向けてしまうようなところがありませんか?
「失敗してはいけない」という思いがありませんか?

ふじさんは今のお仕事を始められて、まだ2ヵ月です。
得意分野ならまだしも、人付き合いが苦手なのにあえて接客業に挑戦されたのですから、最初はうまくいかない事があっても無理のない事だと思います。
出来ない事や失敗する事があ っても、そんなご自身を許してあげて下さい。
最初から完璧に出来る人はいないのですから。


少し肩の力を抜いてみましょう。
そして、この2ヵ月間を振り返って下さい。
お仕事に対して、すごくひたむきに取り組んでこられましたよね。

その甲斐あって、2ヵ月前には知らなかった事、分からなかった事、出来なかった事でも、今では当たり前のように知っている、分かっている、出来ている事がたくさんありませんか?

出来なかった事を反省するのは次に活かす為に必要な事ですが、ご自身を責めるのは、もう止めましょう。
そして、出来るようになった事を思い浮かべて下さい。
ご自身の成長を、ふじさん本人に認めて欲しいのです。

今は自信をなくされているので、そう簡単に自分を認めるというのは難しいかもしれません。
しかし、2ヵ月前のふじさんと今のふじさんは確実に違います。
思いつく限り、ご自身が「進歩した」と思う事を並べて下さい。
それらは、ふじさんが意を決して今のお仕事を始めたから手に入った事です。
今まで投げ出さずにやってきたからこそ得られたものです。

もし、ご自身に対して“できない私”というレッテルを貼っていたのなら、それは捨てましょう。
そして、“苦手な事に挑み、進歩している私”という目でご自身の事を見てみて下さい。ずいぶん印象が変わりませんか?
でも、実際にふじさんはそんな方なのです。
ちなみに私は、ふじさんの事を“人生の幅を広げる為に、苦難に立ち向かっている方”だと思いますよ。

はじめは慣れないかもしれませんが、そんな風にご自身の見方を変えてみて下さい。
自分で自分を認める事が自信に繋がります。
そうする事で落ち着きと余裕が生まれ、頭が真っ白になる事も徐々になくなっていくでしょう。


ただ、心配なのは、今のふじさんが無理をしすぎてはいないか?という点です。
ふじさんは向上心が高いゆえに、ついつい無理をしてしまう事も多いのではないかと思います。

メールに「私は高校時代からIBSで」と書かれていましたが、IBSとは「過敏性腸症候群」の事ですよね?
私はIBSを知らなかったので調べたのですが、この病気は生活習慣が原因となる事もあるようですが、主にストレスや緊張などの精神的な負荷が体の症状として発生するとの事。

今のお仕事を続けてIBSが悪化するのではないかという懸念もありますし、IBSになったのも、ふじさんは学生時代から我慢や無理を重ねる傾向があるからではないか、という心配もあります。

苦手な事に挑戦するところは、ふじさんの素晴らしいところでもありますが、身体症状が出るほど苦しい時は、休む事も必要です。

ふじさんが病院に行く事を考えていらっしゃるように、一度医師による診察を受けて、今後の事を検討した方がいいかもしれませんね。

ですが、以前IBSの事で親御さんに相談された時は理解が得られなかった為に、今はなかなか言い出せないでいるのですね。
また相談したくても、躊躇ってしまうのは無理ありません。
分かってもらえないのは寂しいですよね。

IBSの事で理解が得られず、その後どうなったのかが気がかりです
治療を受ける事はできたのでしょうか?

おそらく、親御さんの理解を得られなかった為に病院には行けなかったという事ですよね。
だから、今回も理解してもらえないんじゃないか?病院に行かせてもらえないんじゃないか?という思いがあるのだと思います。

心の問題や病気は、なかなか人には分かってもらいにくいものです。それがまた辛いところでもあります。
ふじさんが高校生の頃からIBSの辛さに耐えていると思うと、胸が痛みます。

以前、親御さんにはどんな風に相談されたのでしょう?
相談したのは1度だけですか?それとも、何度も話したけれど分かってもらえなかったのでしょうか?

もし、一度話しただけでしたら、今度は何度も掛けあってみて下さい。
諦めずに何度も話す事で、ふじさんのお気持ちは少なからず伝わると思います。

しかし、何度話しても理解してもらえない場合は、病院に行く事を断念するのではなく、「親の理解が得られなくても病院に行く」という選択肢を考えて下さい。

親御さんに理解してもらうに越した事はありませんが、誰よりもふじさん本人がご自身の事を理解し、大事にしなければなりません。
ふじさんがご自身の為に出来る事は、やって頂きたいのです。

親御さんにどんな考えがあるのか分からないので、どうしたら理解を得られるのかという提案が難しいのですが、私が最もお伝えしたいのは、ふじさ んがご自身を大切にしようという気持ちを忘れないで欲しいという事です。

その気持ちがあれば、何が必要か、どうしたらいいのかという答えが自然に見えてきます。
どうしたらいいのか分からなくなっている時は、それだけ心が疲弊しているという事でもあります。
そんな時は、専門家の力を借りるのも、自分を大切にする手段の一つです。

ふじさんは真面目で努力家なので、時に頑張り過ぎてしまう事もあるように見受けられます。
今は、そんなご自身の事を理解するいい機会かもしれません。
焦らず、ゆっくり、ご自身の心と向き合ってみてはいかがでしょうか。
そして、頑張ってきたご自身の事を優しくいたわってあげて下さいね。


色々と憶測や推測でお話を進めてしまった点もあったかもしれませんが、ふじさんが心身共に健やかに過ごされる事を心より願っております。

ご相談頂き、ありがとうございました。

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