「気持ちばかり焦って辛いです」

カウンセラーの回答

「病状を理解してもらいましょう」

tomoさんはじめまして。
カウンセラーの大澤園恵です。

tomoさんのメール相談を読ませていただきました。
自宅療養中でありながら、同居しているご両親の理解がないというのは、とても辛くさみしいですよね。それでは、家に居場所がないと思ってしまっても仕方がない事と思いました。
　　
そして、仕事をしようと面接までいくけれど会場に足を運ぶ事ができずにいらっしゃるのですね。
面接というのはとても緊張することですし、不安なものですよね。
　　
tomoさんのお気持ちが少しでも楽になればと思い返事を書かせていただきます。

家に居場所がないと思ってしまうほど、落ち着かず寂しい思いをしていますね。
病院に通われていることをご両親はご存じですか？
tomoさんが、お話をされているかもしれませんが、ご両親はうつという病気の理解をしていないように感じました。
うつ病は、なかなか理解してもらえない時があります。

tomoさんがうつ病になるまでには、ご自身の気持ちを抑えたり、周りの方たちへの配慮などたくさんのことを頑張ってきたから、今の状態になったのだと思いました。
それは、言葉には出来ないほどの辛さだったと思います。

文面上では、病院に通われているか記されていませんが、病院に行かれていると推測してのお話をさせていただきますね。

ご両親も、うつ病という病名は聴いたことはあるけれど、どのような病気かということをご存じなく、不安でいるかもしれないし、わが子がうつ病というのを信じたくないかもしれませんし、tomoさんが思っているように、怠けていると思って怒鳴っているかもしれません。

「家でごろごろしているなら手伝いをしなさい！」と怒鳴られ、断る権限もないとまで言われてしまうのは、とても辛い事ですよね。
だってtomoさんは手伝う気持ちがあるのですから。

テレビを見ているから後でやるとか、この用事がすんでからやるとかそういったことではなく、思うように体が動かずにいるのに、誤解されてしまうのはとても辛いことです。

怒鳴られることで、追い詰められている気分になっていませんか？
今は、心が疲労状態であるから負担に感じると思います。

今までにも、ご両親から怒鳴られていたこともあったかもしれません。
病気のことを理解してもらうことで、怒鳴られることもなくなると思います。

ここでtomoさんが少しでも楽になれるようにいくつか提案させていただいますね。
　　
【　ゆっくり休んで、休養をとる　】
心と体がアンバランスの状態でいる時ほど、精神的に疲れてしまうものです。
病気になるほどいままで、頑張ってきたのですからゆっくり休むことが大切です。

【　病気についての理解を求める　】
先程もお話をしましたが、ご家族の理解があることでtomoさんが、自宅でゆっくりと休養がとれるのではないでしょうか？

うつ病を治す上で必要と思う事を、以下の３つのアドバイスをあげますので、読んで下さいね。

① ご両親と一緒に病院に行き、今の状況と病気についてのことを医師に説明してもらう。

② 病院に一緒に行ってもらう事を伝える事が難しい場合は、手紙に自分の気持ちやtomoさんがうつ病について知っている限りを書いてご両親に渡したり、うつ病の本を読んでもらう。

③ tomoさんがご両親にお話しをされるのが負担と感じる場合は、兄弟や親せき、信頼できる友人など、身近な協力者にまず相談する。
その後、協力者にtomoさんの代わりにお話してもらう。

tomoさんに負担がかからない方法をやってみて下さいね。

それでも、ご両親からの理解が得られない時は、一緒に暮らす事で精神的に休めない状態であれば、入院をする事を考えたり、親戚の所に住ませてもらうなどして、休める所を探して下さい。

【　今の自分を受け止める　】
仕事をみつけようと前向きになっていること、病気を治そうとしていること、将来の事を考えている事など、tomoさんは今を必死になって頑張っていますね。
その事をどうか受け止めて下さい。

それから、これからやりたい事を探してもいいと思います。
だって人生これからたくさんのことがtomoさんをまっているのですから、その中から一番好きなことを見つけて、お仕事に出来たらいいな〜と思いました。

tomoさんのお気持ちが楽になるようにと思い書きましたが、いかがだったでしょうか？

もしかして今まで、自分だけで解決しようとしていかもしれません。
そして、少しでもご自身の気持ちをお話しできる方がいたら、ＳＯＳを出して下さい。
お話できる範囲で構いません。お話しす ることで、心にため込まないでいられるのは心のバランスを保つことが出来ます。

ここにメールを送ってくださったのも、どうにかしたい！！という気持ちからだと思います。
何かヒントになるような事があったら幸いです。
　　
最後まで読んでいただきありがとうございました。