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困難でも好きな仕事をやりたいのですが…

はじめまして。
私は、現在病院で技士として働いているものです。今年で社会人2年目を迎えました。

が、私は高校時代からずっとアパレル関係(主にデザイナー)に行きたいと思っており、一度親に相談したところ親からは、「アパレルに行ったら飯を食っていけないし、デザイナーになれるのはほんの一握りなんだよ」等言われ、私自身も手に職がないと飯を食べていけないという現実を受け入れ、最終的に医療系の大学を卒業し、技士の資格を取得し今の技士の仕事をしています。

しかし、私は就職してからもやっぱりアパレルに行きたいという気持ちが捨てきれず、また親に相談しましたが、答えは「No」でした。親から見れば、自分が資格を取り、病院での仕事なら将来も安定と自分の事を本当によく考えているからこその意見であると思います。
また、親も服のセレクトショップで接客の経験があり、そこで苦い経験をしています。その事から、私をアパレルには行かせたくないと思っているようです。でも、私はアパレル関係に進みたいのです。

今の技士の仕事は、自分にとって本当にやりたい仕事ではありません。今の社会の現状を考えると、自分も一歩踏み出せず留まってしまいます。ただ、ここで本当に自分は人生を技師として終わらせたくはないですし、やはり、本当にやりたい仕事をやり生きていきたいと思っています。

そこで、質問なのですが、私は24歳ですが来年にでも夜間の専門学校に行きファッションの知識を学び、いずれはファッションの企画、生産管理に就けたらいいと思っている(最初は接客を学び)のですが、来年から自分が専門学校に行くこと事態無謀なのでしょうか?

また、こんな考えを持つ自分は甘すぎるのでしょうか?
親も反対している中、何か親を納得させる方法はないのでしょうか?

話が長くなってしまいすみません。無知な自分ですがよろしくお願いします。

                                  

男性

24歳

2007年5月9日

カウンセラーの回答

自分の人生を大切に責任を持つこと。

 こんにちは、さやかさん。
あなたのご相談を拝見しながら「ここにも素敵な若者がいる」と嬉しくなりました。
 24歳で人の命を扱う現場で、立派に資格を持ち臨床工学技士としての日常を送っていらっしゃるのですね。
 同じ24歳の娘を持つ親としては「もうこれで十分親孝行」と思いますが、やりたかったデザイナーの夢もあきらめていないという事ですね。

 ではあなたのお手紙にそって考えてみましょうね。
高校生の時すでに自分がやりたい事があったという事です。そして親に相談したところ「アパレルに行ったら飯を食っていけないし…」ということですね。

 ここまでの所で、あなたが大変良い環境で育ったということがいえます。18歳で夢や目標があることは健全に育っている証しですし、そして相談できる親子関係があります。
 親御さんのアドバイスも愛情に裏打ちされ、さらに現実を見据えたものであったのは、あなたが今のお仕事を得るためにきちんと学び、資格を取るための努力に反映したことでしょう。

  ここからは(それでも、やっぱり捨てきれない…)という、自分の気持ちを深く考えていきましょうね。
 「しかし私は就職してからもやっぱりアパレルに行きたいという気持ちを捨てきれず、また親に相談しましたがNOでした。」

 10代の時に夢を持った時はまだ幼く、社会に対する漠然とした不安があったことでしょう。
 親のアドバイスを受け入れ、きちんと社会人として歩めた選択は、間違いではなく親もあなたも(その時点で最良の選択)をしたように思います。とても立派だと思います。

「親もその世界に居たことがあり、苦い経験をした。だから自分に辛い思いをさせたくない」と察しているのですね。
 現代の親子関係が希薄に成りつつある中で、すばらしい事だと思います。いつまでも忘れないで下さいね。その気持ち。

 ですが、正直に自分の心をのぞけば、「それでも本当にやりたい仕事で生きていきたい」のですね。
 人は他人の決めた人生では結局満足せず、後悔を残すといいます。今あなたの抱えている問題はそこにあるようですね。

 「今の社会の現状を考えると…」
 確かにこの就職難の時代に、あなたのような素晴らしい価値在るお仕事を投げ出すのは無謀に近いものがありますよね。
ところが、あなたはすでに答えを出しているように思えます。

 デザイナーなどのクリエイティブな仕事は華やかですが、その基礎となるスキルがあって、その上に感性が求められます。
自分がその仕事に適しているか、そうでないかは学んでのぞいて見なければ分からないのが、こういうお仕事の特性のようですね。

「夜間の専門学校に行き…」
堅実な家庭に育まれたあなたは、慎重に考えを巡らせて計画を持っています。
 それでも迷うのは何故なんでしょう。
18歳のあなたと24歳のあなたの力の差は歴然としています。
それでも阻むのは、(自分の人生に、自分で責任を持つ覚悟)が足りないのではないでしょうか。

 妻子があり扶養義務があるのでなければ、これまで通りきちんと職責を全うしながら、学ぶことは決して悪いとは思いませんがいかがですか?
 きちんとした生活基盤を持ちながら、夢が叶うかどうか挑戦してみる。それがだめであっても誰のせいでもなく、自分が納得するための挑戦である。自分の人生を大切にしたい。厳しさも自分で受け止める。
 その覚悟が出来たなら、その時こそあなたを大切に育てて下さった親御さんに向き合える時だと思います。

 最後ですが、心理学を学んだ過程でどこかで読んだエピソードをおくります。(ちょっと正確に覚えてないんですが…)

大学の医学部に入学したA君が、入学式の日に教室で初老の紳士にぶつかった。「すみません、先生。失礼しました。」
「いえ、私はあなたと同じ生徒です。」
「えっ、失礼ですがお年は?」
「78歳です。ここで学ぶのが夢でした。そして今ここにいる。」
「でも医者になれるとしたら、84歳…」
「ええ神の思し召しがあればその歳でしょう。」

 さやかさんどうですか?明日は死ぬかもしれない。その時まで希望を持って生きるのも、諦めて生きるのも選ぶのは自分です。
心配して下さる親に心から感謝をし、謙虚に本当の気持ちでもう一度相談してみてはいかがでしょう。

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