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生まれてきてはいけなかった・・自殺への衝動がある
私は誰にも祝福されることなく生まれました。
14歳の時に母に言われたのです「離婚が決まってから妊娠に気付いた。でも妊娠8ヶ月で、おろせなかったから仕方なく産んでやったのよ。」と言われた言葉が今でもトラウマになっているような気がします。
その反面、祖父が3000万の借金・兄が2000万の借金と前科者・母も兄の借金の肩代わりの為に1000万円の借金。そういった家庭環境の中で、私はいつも皆の保護者をしてきました。
兄が何かしでかすたびに、警察署へ身元引き受けに行ったり、弁護士さんと相談したり、拘置所への差し入れ等々。私が母の代わりに動き回っていました。
母はいつも泣いているだけの人でした。私はそうなりたくはないし、私の人生は家族の保護者をしていかないといけないの？という不安にかられ実家をでて、誰も知り合いのない土地へ引越しました。
が、もともと内向的な性格の為かこちらでは友人もできず、あげくの果てには会社でパワハラにあい鬱病になってしまいました。
誰にも迷惑をかけずに生きていきたいと願っていたはずなのに、今は主人に迷惑をかけてばかりです。自殺未遂も何度もしました。主人も私への接し方をどうすればいいか悩んでいるのが判るので余計に切ないです。
自分が生まれてくるべき人間ではなかったのではないのか？
という思いが14歳の時に母に言われた言葉を思い出すたびに思います。でも私は生まれた以上、自分の足で自分の力で生きていきたいのです。
でもどうしても強くなれません。弱くてどうしようもないのです。自分自身を好きになろうと変わろうと努力してきたのですができませんでした。
私はいったいどうすればよいのでしょうか？
今は真っ暗な迷宮を彷徨っている気分でいっぱいです。いつまた自殺未遂するかも自分でも止められないのです。
助けてください。
女性
33歳
2007年5月23日
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カウンセラーの回答
生まれた意味を探すために、生きてください
ヒマワリさん、こんにちは。
エキサイトカウンセラーの三吉野と申します。
「生まれてくるべき人間ではなかったのではないか？」
この問いに、どうしてもお答えしたく回答させていただいています。これだけ生きることに真摯に向き合っているヒマワリさんに、私は生きていてほしいからです。生きて、ヒマワリさんの存在意義を感じてほしいからです。
ご相談の内容を拝見する限り、ご家族との間でいつも大変な思いをされてきたようですね。私がしっかりしないと、皆がバラバラになってしまう。・・そんな恐怖にも似た気持ちに駆られて、必死で頑張ってきたのかもしれませんね。
今、こうしてご相談されようと思われたのは、いつもトラブルの対応に追われてきた自分自身の心のバランスを崩されたのがきっかけなのでしょうか。ヒマワリさん、よくここまでしっかりと生きていらっしゃいましたね。
ヒマワリさんは14歳のときに、お母様から自分の存在そのものを否定されるような言葉をかけられ、大きなショックを受けたのですね。その言葉は、今もヒマワリさんの生き方を縛っているようですね。14歳の子にとって、親の発言のひとこと、ひとことは大きな影響力を持ちます。反論したり、真意を問うような余裕もなく、ただ呆然とされたのではないでしょうか。
「自分が必要のない存在なのではないか」
「生まれてこなければよかったのではないか」
そんな風に感じるときは、孤独でみじめで、この世に一人ぼっちでいるような気持ちになります。哀しくて、やりきれなくて、いたたまれない気持ちになります。
心に孤独と闇を抱えながら、家族の世話やトラブルの対応に奔走する日々。傷ついたままの自分の気持ちに構う余地もなく、ひた走ってこられた様子が浮かんできます。
なす術もなく、泣いているだけの人生は嫌だ・・と強い意志で家族を支えてきたヒマワリさんは、強く優しい方なのでしょう。相手が家族とはいえ、ヒマワリさんがやってきたことは、なかなか容易くできることではないですよ。辛いことのほうが多かったでしょうに、よく頑張ってきましたね。
自分のことを弱くてどうしようもない・・と思っていらっしゃるようですが、果たしてそうでしょうか。これだけの体験を経て、なおかつ自分と真摯に向き合い、自分の力で生きていきたいと願うヒマワリさんのことを弱くてダメな人間だなんて、誰も思いませんよ。むしろ逆ではないでしょうか。人一倍強くてきれいな心をもっているが故に直面した出来事の数々であるかもしれませんね。
どんなトラブルに遭遇しても、いじけない心。
どんな相手も、許し受け入れようとする心。
私には、ヒマワリさんが相手を受け入れ、起こったことを受け入れようと気丈に努力されてきたように見えます。それは、弱くてダメな心ではなく、強く美しく優しい心です。
しかし、どんなに強くたくましい人にも限界はあります。ヒマワリさんの場合も例外ではありません。鬱になったのも、自殺を図りたい衝動に駆られるのも、ヒマワリさんが弱いからではありませんよ。それだけの苦しい思いを抱えて、人はそうそう立っていられるものではありませんもの。
今は自分のために、ゆっくり時間を使ってください。ちょっとは人に、迷惑をかけてもいいんです。自分のために使ってもいい時間や力を、ヒマワリさんはずっと人のために使ってきたんですから。これからは、ちょっとわがままになってみてください。そんな自分を許してあげてください。
さて・・今、生きているヒマワリさんを受け入れてくれる人は誰でしょう。
ヒマワリさんにはパートナーがいますね。その方は、ヒマワリさんを愛し、ヒマワリさんが生きてきたことそのものを嬉しく思ったはずですし、今も「生きていてほしい」と強く思っているはずです。もうそろそろ、「私は生きていてもいい存在だ」と思ってもいいのではないでしょうか。
おそらくヒマワリさんが自分のことを好きでなくても、周りが放っておきませんよ。
たくさんの愛を受け取る権利がある方だと思いますし、その愛を還元していける方だと思います。ヒマワリさんの生きる姿に、勇気付けられる人もたくさんいるでしょう。ヒマワリさんが、疲れ果て、傷ついた自分を支えるために必要なのは、自分を許すことではないでしょうか。
・人のために自分の身を削らなくてもいい
・頑張らなくても愛される存在である
・私は幸せになるべくして生まれてきた
・疲れたときには休んでもいい
そんな許可を、ご自身のために与えてあげてください。
そして、生きてください。
鬱の症状を抱えて、つらい毎 日であろうかと思います。まさに迷宮を彷徨っているかのような、心細く不安な気持ちで暮らしていらっしゃることでしょう。しかしこのメールをいただいたのもご縁です。今こそ、誰のためでもない自分の人生を歩み始めるチャンスにして欲しいと私は願っています。
まずはご自身の心身をいたわり、回復させてくださいね。
その先に、ヒマワリさんの生きてきた意味を知る体験が待っていると信じてください。私は、信じていますよ。拙い言葉で、どれだけヒマワリさんの心に届いたかはわかりませんが、応援しています。