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自分のことが大嫌い・・誰にもわかってもらえなくて死にたい

私は自分を欝だと認めたくない。認めたらがんばることからにげる言い訳が付いてしまう。けど、このままの自分でやっていくことができるかということを考えるととても不安になってくる。

今、私は将来何にになりたいか、自分は何がしたいのか、考えて不安になっている。何にもやる気がおきないことと、何をしていても楽しいと感じるのが少なくなってきたことに、自分への嫌気がさしている。

4年前くらいから、以前は自慢だった記憶力がだいぶ無くなってしまった。また、人が楽しそうにしてるところを見るとどうしてそんなに楽しいと感じられるのかとあせる気持ちがある。それと最近、気持ち悪くなるまでものを食べてしまう。脱力感がいっぱいで、何にもやる気がおきない。そんな自分は甘えていて、根性が無くて意志薄弱で大嫌い。

自分のことがどうしても好きになれない。4、5年前まではこんなんではなかった。自分がこうなったことの背景には、私が思うに、5年前に母親から「あんたには期待していない。」といわれたことがあるのではとよく考える。

私は自分なんて幸せになれなくたって良い。けど母が喜んでくれるならとがんばってきた。だから、それを言われたころから、物事への無気力化と無力感、屈折した心が生まれた。その時のことがまだ自分で解決できていない。やはりこれは自分で乗り切らなければならない問題であろう。分かっているけれど、誰にも分かってもらえない自分が悲しい。

人前では明るく振舞っているから誰も私のこの内心には気付きはしない。私は今こんな自分を乗り越えたい。以前の生き生きした自分に戻りたい。それができないなら早く死ねば良いと思っている。

女性

20歳

2007年5月23日

カウンセラーの回答

自分を縛っているものを吟味し、自分のためのバランスを獲得しましょう

あいこさん、こんにちは。
エキサイトカウンセラーの三吉野愛子です。
お名前が、同じですね。勝手に親近感を感じております。

学生の頃、私も摂食障害や鬱に苦しんだことを思い出しました。あいこさんの置かれている状況がどんなものなのか、私の想像の範囲でしかわかりませんので多少ズレたことを申し上げるかもしれません。しかし何かお力になれればと思って回答させていただいています。

あいこさんは自分が鬱であることを認めると、頑張ることから逃げる言い訳ができてしまうと感じているのですね。かといってこのまま頑張り続けられるかというと、それも自信がない・・そんな状態なのでしょうか。

現在のあいこさんの中に渦巻いているのは、先の見通しが立たない不安や焦り、得意な事が得意でなくなっていく不安、皆と一緒に楽しめない孤独感、無気力な自分への自己嫌悪・・。毎日こんな思いを抱えていたら、それはつらいですよね。そのつらさを自分のために認めてあげることすら、今のあいこさんにとっては自分を見失うような「怖いこと」であったり、自分に負けてしまうような「悔しいこと」であったりするのかもしれません。
やり場のない思いが、過食に向かうというのも無理もないことかもしれません。
とても追い詰められた気持ちでいるのですね。

頑張ることから逃げることは、あいこさんにとってきっと不本意なことなのですよね。だけどこうしてご相談いただけたことに、正直少しほっとしています。これ以上、一人で走り続けないでいいのですよ。よく、やってこられたと思います。カウンセラーに限らず、周囲の方々にも、今は助けを借りて下さい。

無理して明るくふるまう必要などありません。ネクラ万歳です。「何か違うよな・・」と自覚し、「しんどい」と意思表示したときから癒しは始まるのです。一人で走り出せる時がきたら、しっかりと自分の足で歩き出す力のある方だと信じていますから、今の自分を責めないでくださいね。

さて、お話からすると、4〜5年前から脱力感や無気力感が生じてきて、そんな自分は甘えていて、根性なしで、意志薄弱で大嫌いなわけですね。あいこさんが「自分のことが嫌い」になるまでには、自分が幸せになることよりも、お母様が喜ぶことを優先してやってきた経緯がありますね。

当時はきっと、お母さんの笑顔を見るために生き生きと頑張っていたのでしょうね。お母さんに認められたり褒められたりすれば、さらにやる気がわいてきたことでしょう。あいこさんは、目的があってこそ、頑張ることができていたのですよね。

それが、「あんたには期待していない」と言う言葉をかけられたことによって急変してしまった。今まで頑張ってきたことの意味のわからなくなったでしょうし、これから何を頼りに頑張っていけばいいのかもわからなくなったことでしょう。お母さんがどんな思いで、その発言をしたかはわかりませんが、あいこさんの耳には冷たく突き放すような響きをともなって聴こえたのでしょうね。

なぜ、お母さんのために必死で頑張ってこれたのでしょうか。
なぜ、お母さんの一言でこんなにも変わってしまったのでしょうか。
それは、あいこさんがお母さんを深く愛しているからに他なりません。そして、お母さんにも深く愛してほしいと願っているからでしょう。

そんな大切な存在から、今までの頑張りやこれからのモチベーションを否定されるように感じる「あなたには期待しない(あなたはNO)」を出されたことが、5年前のあいこさんの心に影を落としたことは事実ですよね。

ただ、「あなたには期待しない、(あなたはNO)」の意味するところが、あいこさんの存在や能力を否定したものであるかどうかはまた別の問題だと思うのです。そこは疑う余地ありですよ。

「あんたには期待していない」のひとことで、あいこさんがこれだけ苦しんでいることを、お母さんはご存知でしょうか。ひょっとしたら、何の意図もなく発した言葉かもしれませんね。お母さんにも苦しい事情があって、やむをえずに発した言葉かもしれませんね。もし万が一、悪意を持って発した言葉であったとしても、それだけであいこさんが傷んでいかなくてはならない道理はありません。

今起こっていることではないことで、自分をがんじがらめに縛ることを少し休んでみませんか。そのために、以下のことをちょっと考えてみてください。

いきいきした自分はOK(存在してもよい・価値がある)で、頑張れない自分はNO(存在してはいけない・価値がない)ですか?

人を幸せにし、喜ばせる自分はOK(存在してもよい・価値がある )で、弱く無力な自分はNO(存在してはいけない・価値がない)ですか?

もしそうだとしたら、あいこさんはいつからそんなふうに思っているのでしょう。誰がそんなことを決めたのでしょう。あいこさんは、いつから走り続けているのでしょう。今、目的を失って立ち止まっている状態だとしたら、それはこれまでの生き方を振り返るチャンスではないでしょうか。

もしかしたら、必要以上に自分を苦しくする生き方を選んでいるのかもしれません。つまり、もっと楽チンに生きる方法があるかもしれないってことです。そんな方法が見つかったら、今までの生き方から即座に乗り換えたっていいってことです。

人は何度でも何度でも、迷い揺れながら自分のスタンスを確立していくイキモノです。何度でも一からやり直せます。何度でも地べたを這うような思いをします。何度でも砂を噛むような思いをします。そして何度でも至上の幸せを感じます。何度でも、充実感や達成感を味わいます。10代でも、20代でも、30、40代でも。どんなに大人になったって、人は毎日揺れながら生きていくのです。揺れの中で見つける自分らしいバランスに、時おり幸せを感じたりするのです。

頑張り屋さんのあいこさんにとって、自分の今の状態を受け入れたり許したりすることそのものが、苦しいことかもしれません。しかし、あいこさんが自分の人生を生きていくにあたっては、今の自分を見捨てずにいてほしいのです。自分の味方になってあげてほしいのです。

そして、疲れた自分や頑張れない自分、誰かに頼りたい自分を受け入れることは決して情けないことではないことを、声を大にして申し上げます。とても勇気ある行動で自分を生かそう、助けようとしていますよね。

あいこさんが自分の力で、あいこさんらしいバランスを獲得してゆかれることを願い、応援しています。そしてあいこさんの体験が、いつかきっと同じような苦しみを抱えた誰かを勇気づけるだろうと思っています。

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