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モンスターペアレントに悩んでいます
私は音大ピアノ科卒で、そして自宅でピアノ講師をしております。
もともと内気で人付き合いがかなり下手です。
頑張りすぎてしまい損する事多いです。
そんな弱い自分が大嫌いで、損するのは嫌だと思い、
合理的に生きようと無理に性格を変えてきて、今本当の自分が分からなくなっています。
そんな中で結婚してから始めたピアノ教室ですが
この人付き合いの下手さとピアノ教室運営の過酷さで
完全に精神的にまいってしまいました。
現在不妊治療も兼ねていて金銭面でもこの仕事は必要です。でもどうして良いか分かりません。
でもピアノ教室運営でとても辛くて辞めてしまいたいと思うのと反面
ここで逃げてはいけないという自分がいます。
1年前に送り迎えだけの生徒の父親からものすごいクレームを受けてしまいました。
・時間内ぴったりに終わらせろ
・私は嫌だったけど子供が好きだっていうから仕方なくこんな変な教室に送り迎えしていたんだ
・先生の風邪菌が子供にうつったらどう責任とってくれるのか
など信じられないような暴言を電話で1時間ほど怒鳴られました。
その発端は母親から「進み具合が遅い」という連絡ノートに書かれた内容を見てその日に「今日は補講として30分延長してもいいか」と聞いてレッスンして帰られたあと「30分遅くなると暗くなり、ものすごく迷惑だった!」と言われ、どんどん話口調が怒鳴り気味になり、耐えきれず「他の先生もいますよ」とその生徒をお断りしました。
前日にレッスン時間が遅くまでになってもいいかを伝えるべきでしたが、連絡手段を教えてもらっていませんでした(ノートと自宅電話のみ)。
1年前の出来事ですが、ものすごいトラウマになってしまいました。
本音を言えばこの父親を殺したいです。今でも殺してやりたいです。
またモンスターペアレントが怖くて怖くてしょうがなくて、今でも必要以上に反応してしまいます。
無断で退会する大人生徒もいて毎日どんなに良い生徒でも「裏切られるのでは?」と人間が怖くなってしまいました。
最近は以前親友であったはずの友達との付き合いも出来なくなり、いつの間にか親友も去っていってしまいました。
どう乗り越えて行けば良いのか本当に分かりません。
何かアドバイスをいただければと思います。
(ニックネーム: ななえ)
女性
37歳
2011年6月15日
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カウンセラーの回答
まずは、経営の見直しにフォーカスしましょう。
ピアノを教えていらっしゃる事に、大変嬉しく思います。
ご相談の解答は、カウンセラーのクリストファー雅子が担当させていただきます。
メール無料相談のため簡潔にいたしますが、ご了承いただけますようお願い致します。
まず、ななえ様のお悩みの全体は、ピアノ教室の運営のお悩みです。
生徒のご父兄にお渡しするお約束事の点検や、規約を改定してお渡しすることが大事です。
1)レッスン時間の問題・・・生徒の年齢・性格とレッスンの目的により、レッスン時間は異なると思います。
レッスン時間について規約をもうけ「芸術を教えているので多少の時間のずれがございます」と明記する事。
欠席の場合なども、教師都合ならば代替えの時間を設定する事。
生徒都合ならば、貴方のお考えでしっかり明記して、追加レッスンの有る無しを記入する事。
2)レッスンの目的を明確に。
生徒側の目的が「楽しみと教養のため」なのか、「音大受験のため」なのかを明確にすること。
生徒の年齢、家庭環境、生徒自身の希望により、レッスン計画などは全て変わります。
芸術を教えるわけですから、教室側で統一できないものと思います。
3)退会についてのお約束を明示すること
退会は、一月前通知あるいは学期末とする、など。その場合のレッスン料の支払いについてなど。
以上の規定とお知らせを徹底することにより、誤解を招く事をさけられます。
お迎え時間をレッスン終了予定の10分後に設定し、余裕をもたせておくことも可能ではないかとおもいます。
コミュニケーションの苦手さは、お迎えにいらしたご父母さまに必ずお会いし、お辞儀をして「お迎えありがとうございます。本日のレッスンは楽しくできました。次回のレッスンを楽しみにしております」と、今以上に丁寧に話す事。
万が一お待たせしたら「遅くなりお待たせ致しました」とさらに丁寧に話す事にフォーカスしてください。
貴方は、ずっと長いこと音楽を練習して来て修行をお積みになられていますが、音楽を学んだことがない一般の方々に、そのプロセスを解っていただくというのは非常に難しい事です。
ですから,お時間がありましたらレッスンをご覧になって下さいと、たまにはお招きする事。
数ヶ月に一度はグループレッスンをすること。貴方が率先してプロの演奏家のコンサートに生徒様たちをお誘いして、ご一緒に学ぶことなどをされてはいかがでしょうか。
生徒だけでなく、その父母も芸術への扉を開けてあげるきっかけをお作りになる事も大切かと思います。
どうぞ、ご自身の学びもさらに積み上げ、ご自分の練習時間を生活の中に確保できるようにされてください。
また、一週間、一ヶ月、一年の大きな流れも意識されてください。
ピアノ教師としての自負を再度お持ちになり、進んで行っていただけたら良いかと思います。
以上の事を再度構築なされますと、結果的に精神的苦痛から解き放され、新たなお仕事への意欲、人生への意欲が湧いてくる事とおもいます。
更なるご相談を電話相談にて受けたまわりましたら、よりスッキリできるのではと推察いたします。
簡潔ではございますがご回答とさせていただきます。
クリストファー雅子