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【夫婦関係】 夫と会話が持つためにはどうしたらいい?
離婚すべきかで悩んでいます。
5歳男子一人っ子の子供がいます。
主人は、飲む打つ買うの問題も無いし、DVもありません。
子育ても多少自己中な所はありますが、
見ている方だと思いますし、
家事も週末に料理をしてくれたりもします。
問題は、会話があまり持てないことです。
私の雑談はまずほとんど関心がないようで、
色々と話しかけてもまず相槌すらない時もたびたび。
返答もしないで、自分の話したい話題になることも多々。
男女の違いもあるかと、趣味的な話し(芸能、友達のこと)や
子供の日常の些細な事などは話していません。
真剣な話しもあまりじっくりと話し合えた記憶はありません。
何度もそういう態度は失礼だということを伝えましたが、
人それぞれだ等と反論ばかり。
自分も体験すれば、どれだけ不快かが分かるかと思い、
向こうが話しかけてきたり、話したそうにしていても(だいたいが仕事の愚痴)
無視・気がつかないようにしました。
そうするともちろん不機嫌になりますが、
自分も同じ事をしているとは全く思えないみたいです。
こんなことが、何年も続いていていい加減自分も嫌な人間すぎて疲れました。
子供にもよくない環境だと思います。
とにかく、気持が伝わらない人で、
もし、離婚は行き過ぎということならば、
自分の気持ちの吐き出し方やイライラの納め方を教えて頂きたいです。
よろしくお願い致します。
(ニックネーム: とらねこ)
女性
43歳
2011年7月22日
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カウンセラーの回答
お互いを、お互いの違いを気づくことからはじめてみませんか?
はじめまして、カウンセラーの永峰あやです。
とらねこさん、今回はご自身の悩みを思い切ってご相談いたただきありがとうございます。
離婚すべきか悩んでいながらも、
>>主人は、飲む打つ買うの問題も無いし、DVもありません
>>子育ても多少自己中な所はありますが、見ている方だと思いますし、
家事も週末に料理をしてくれたりもします
と、ご主人の短所や欠点だけを責めるのではなく、
長所は長所としてしっかり評価されているところから、
とらねこさんが、物事や状況を冷静に、客観的に見ることができる
明晰さをお持ちの方なのだなと感じました。
また、現在の旦那様の状況について
>>子供にもよくない環境だと思います
と感じていらっしゃるので、
とらねこさんは、周りに配慮できる、愛情深い方なのでしょう。
だからこそ、離婚すべきか悩んでいらっしゃるし、
>>離婚は行き過ぎということならば、自分の気持ちの吐き出し方や
イライラの納め方を教えて頂きたい、
子供のためにも、ご自身や旦那様のためにもなんとか状況を変えたいとのお気持ちから、今回相談してくださったのですね。
とらねこさん自身、
>>問題は、会話があまり持てないことです
と、夫婦間の問題について明確にとらえていらっしゃるので、
このことについて、とらねこさんの心に寄り添いながら、
一緒に考えていきたいと思います。
会話といってもいろいろな場面があります。
まず、日常的な会話において、旦那様は、
とらねこさんの話にはほとんど関心がなく、
話しかけても相槌すらないないこともあるのですね。
一方で、旦那様は、とらねこさんの話を無視して、
ご自分の話したいことをとらねこさんに話してくるという
状況なのですね。
真剣に話し合う場面においては、じっくり話し合えた、お互いわかり合えたということがないのですね。
日常的な場面においても、真剣な場面においても、お二人の会話は、どこかかみ合っていないような、すれ違っている印象がありますね。
ここで知っていると役に立つ、基本的なコミュニケーション・スキルについて少しだけ触れたいと思います。
●まず第一に、人間の無意識的な部分というのは、
他者に認めてもらうことが大好きで、
深い信頼関係の中で、「私たちは同じ穴の狢(ムジナ)である」と
感じるのをおおいに好むということです。
とらねこさんは、旦那さんとの関係性、会話において、
認めてもらっている、と感じることができているでしょうか?
旦那さんは、とらねこさんとの関係性、会話において、
認めてもらっている、と感じることができているでしょうか?
とらねこさんと旦那さんの間には、深い信頼関係、
親密さはあるのでしょうか?
●それでは、第二に、“深い信頼関係、親密さをつくるには
どうしたらいいの?”ということについて
触れていきたいと思います。
深い信頼関係、親密さを作り出すための方法はいくつかありますが、
とらねこさん自身が旦那様と
「会話が持てないこと」に問題を感じていらっしゃるということなので、
“言葉”“言語”を通して信頼関係をつくる方法を紹介したいと 思います。
少し専門的な内容でわかりずらいかもしれませんが、
私たちの現実の知覚の仕方を調べてみると、
異なる5つの主要な感覚
(①視覚②聴覚③体感覚④臭覚/味覚⑤デジタル)があり、
加えて、その感覚に基づいた言語を使っており、
人によって、優勢な感覚が違うということです。
メール相談の中だけでは、詳しく触れていくことは難しいですが、
例えば、デジタルタイプの夫と、体感覚タイプの妻がいたとします。
妻:あなた、新しいショールを買ったの。きれいでとてもやわらかいでしょ。
ちょっと触ってみて。私に似合うかしら。
夫:それはいくらしたんだ?高すぎると思うけど。
君には大きいんじゃない。
妻:でもあなた、このやわらかさを感じられない?
値段のことは気にしないで。
私に似合っているか見てくれない?
夫:やわらかさ?何を言っているんだ。
それより仕事をさせてくれ。
という具合に、ショール一つをどのように感じるかをとっても、
お互い感覚と言語が違うので全くかみあっていません。
もしもこの二人が、お互い違う感覚の持ち主なんだ、
自分と相手の言葉の使い方は違うんだということが
わかっていたらどうでしょうか?
もう少し 歩みよれたのではと思わずにはいらません。
ちなみに、私、永峰は夫と結婚して6年程になりますが、
最近までお互いが違う感覚を持っているということを知らず、
会話がかみあわないということがしょっちゅうでした。
しかし、私自身は視覚タイプ、夫は体感覚タイプということを知ってからは、
互いの違いを認め合い、スムーズに会話することができるようになりました。
ここまでお伝えしたことは、コミュニケーションにおけるほんの一部で、
メールだけではお伝えできないことがまだまだあります。
ただ、私自身の夫婦体験からも、とても大事なことの一つだと思い、お伝えさせていただきました。
このこと以外にも、とらねこさんがイライラせずに、
すっきりと日々を送ることができる方法、
気持ちを楽にして、しあわせになれる方法はたくさんあると思いますし、
とらねこさん自身が、自分の力でその方法を見つけていくことができると思っています。
もし機会があれば、とらねこさんのお力になりたい、一緒に考えていきたいと思っていますので、その時はよろしくお願いいたします。
とらねこさんのしあわせをお祈りしております。
永峰 あや