リーダーとして能力を問われ、壁にぶつかっている

カウンセラーの回答

ポイントを絞って取り組んでみよう

はじめまして、小夏さん。カウンセラーの田中です。

小夏さんの相談内容を拝見させていただきました。

看護師という人の命を預かる大切なお仕事を
がんばっていらっしゃるのですね。

周囲から、優しく、思いやりがあると言われ、
ご自身も看護が好きとのことで、
小夏さんが患者さんから慕われる優しいお人柄だとお察しします。

でも、実際の現場ではハードな仕事だと思いますし、
緊迫した場面も多くあると思います。

気を強く持たないといけないと思うことも多く、
優しいだけでは務まらない仕事、
とお感じになられているのかもしれません。

そして、３年目になった今、
リーダーとしての仕事をやるようになり、
コミュニケーションや調整能力の問題に直面し、
自信をなくしていらっしゃるのですね。

まず、リーダーとしての業務はまだ始まったばかりでしょうから
能力の問題というより、
慣れていないというのも大きな要因なのではないでしょうか。

ですので、上司の方の
「あなたが変わらない限りリーダーは任せられない」
という言葉は配慮が足りないと感じますし、
自信を持たせるような指導をしてほしいと思いました。

それほど気を落とすことはないですよ。

小夏さんの今の性格を変える必要もないと思います。

変えるべき点は、
リーダーとしてのコミュニケーション法や、
焦ってしまった時に周囲が見えなくなったりすることですよね。

前者については、
さきほども触れましたが、誰にとっても難しい課題ですし
まして３年目の小夏さんが悩まれるのも無理はないと思います。

ヒントとしては、自分で全部を抱え込むのではなく、
どうやって上手に仕事をお願いできるか、を考えてみてはいかがですか。

自分がリーダーなんだと気負うのではなく、
お願い上手、頼み上手になってみてはどうでしょう。

後者についてですが、
焦ってしまうと、視野が狭くなり、肩に力が入り、浮き足立ったり、してしまいますよね。

単純な方法としては、
これの逆をやるといいと思います。

自分の脳の範囲しかなかった意識を、
部屋中に広げてみましょう。
気持ちが大きく広がっていくイメージ
をしてみてください。

肩にたまった力を抜き、
代わりに足に力をいれてみましょう。

リラクゼーション法は、本やインターネットでも調べられますので
お試しになってみてはいかがでしょうか。

人生最大の壁にぶちあたっている、
とのことですが、
自分全体を変えるのではなく、
改善のポイントを絞って取り組めば、
意外とすんなり乗り越えられるかもしれませんよ。

小夏さんがこの壁を乗り越え、
看護師として成長されることを願っています。



カウンセラー
田中康太