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幸せな筈なのに、自分の価値が見えなくて辛いのです。

私は30代半ばの主婦です。幼い子が1人と夫の3人家族です。

うまく説明できませんが心の悩みです。

・いつも心の中でいろんな葛藤がある事。
・孤独や不安にとらわれ続けている事。夜、眠りにつくまで何時間もかかってしまいます。
・不仲な家族関係で育った過去やいやな記憶ばかりを、なにかと思い出しては長時間苦しい気持ちになってしまうこと。ネガティブ。。。
・自分の価値がわからない。誰からも必要とされてないと思う。自分の代わりはいくらでもいるとか思ってしまう。
・友人親友がいない事。知らない人となんとかがんばって話すことは出来ますが、人間関係が続けられません。ママ友は数人いるけど・・・・友人という感じではないです。
・仕事も3年以上続いたことがないです。ただ、どんなに辛くても1年以内では絶対に辞めません。


今、2歳の子の面倒を見ていて働いていません。
数ヶ月後は保育園に入れて自分もパートに出ようと考えています。
昼間は児童館や図書館や公園に行ったりしています。
子供の昼寝中や夜寝た後に、パソコンの勉強も少しだけしています。

日頃、周りの人から見たら穏やかにすごす専業主婦に見えるかも知れないです。
なのに猛烈に落ち込んだり自分の殻に閉じこもったりしてます。
嫌な事を考えている時間がもったいないし、過去よりも家族ややるべき事や自分の未来とか考えた方がいいのもわかります。

布団の中で泣いているくらいならいっそ、夜中テレビとか映画でも見た方がまだましだ・・・・とも思うのですが。。。。。。

子を育てる立場でこんな不安定な自分ではいけないと思います。
若いのならまだしも、自分の人格はこの年齢では恥ずかしいです。

相談する人もいません。夫だけには心の苦しさを話しますが聞くのがつらそうです。
なのでネットで調べてみました。
もしかしたら自分はアダルトチルドレンかもしれないなと思いました。でも決め付けるのもやめました。

そういう関係の本を最近読み始めた所です。
すぐに自分を変えることは無理でもなんとかしたい気持ちでいっぱいです。
私が今のままだときっと夫や子供に悪影響です。
なにか良いアドバイスをいただけたら幸いです。

最後まで長文読んでいただきありがとうございました。

女性

34歳

2008年4月13日

カウンセラーの回答

自己理解と自己実現(心の欲求をわかって上げましょう)

こいんさん、こんにちは。カウンセラーの村岡祥子です。
34歳で2歳の子供さんのいる専業主婦なのですね。

文は人柄を表すと言います。
「最後まで長文を読んでいただきありがとうございました。」と礼儀正しく結んだ貴女です。
たぶん独身時代から、他人を思いやり、今私の役割は何だろうと思慮深い性格だったと思います。そして、考えることや想像することの好きな性格と言い換えることが出来るようですね。たくさんの心の悩みを分かりやすく箇条書きにして下さったので、それに添いながら一緒に考えて見ましょう。

>いつも心の中でいろんな葛藤がある事。孤独や不安にとらわれ続けている事・・

人間がいろんな欲求を持つには段階があると言われています。(マスローの心理学から)
1.生存(食べていける。生命の安全が確保されている。)
2.安定
3.帰属(愛情の中、集団(家族)の一員、自分のいる場所がある)
4.承認(自我、個性、私を認めて欲しい)
5.創造の欲求(自己実現、私らしく力を発揮したい)

こいんさんの現在の状況では、この1〜3までが満たされていますね。「夫は貴女と子を愛し、働いてくれて、命に支障がないように食べていける。」その事を貴女が一番理解している。感謝もしている。それでも孤独感や空虚な思いが貴女をとらえて離さないので苦しいのですね。

>自分の価値がわからない。誰からも必要とされてないと思う。自分の代わりはいくらでもいるかと思ってしまう。

3段階まで満たされると、私の価値は何だろう?私の存在している意味は何だろう?と自分のアイデンティティーを探そうとします。これが4.承認の欲求です。

承認(自我、個性、私を認めて欲しい)されたいと思ったとき、家庭の中にあって子を産み専業主婦をしているという状況は、自分の個性と関係がない、自分である必要は無い出来事と感じ、自分の代わりはいくらでもいるのでは・・・と思うのです。誰にでも出来る事、当たり前のなりゆきと思うと、自分という個性が雲散霧消していくように悲しく辛いのです。
私もこいんさんと同じ年令の時同じ思いをし、何不自由なく夫に支えられ愛されているのに『これで自分の人生は終わるのかな・・』と涙しました。貴女の気持ちが痛いほど心に響きます。

>不仲な家族関係で育った過去や嫌な記憶ばかりを、なにかと思い出しては長時間苦しい気持ちになってしまうこと。ネガティブ・・・

不仲な家族関係で育ったことや嫌な記憶があるからこそ、きっと結婚生活には暖かなひだまりのような家庭を作りたい・・・こどもにとって安定した両親の愛情で包んでやりたい・・・と決意したのでしょう。
それが手に入ったのに心が満たされない自分を、ネガティブと酷評し責めているのです。

別の生き方もあったかも知れない。これからに求めているのかなと。それでも今自分がこの生活を捨てる勇気もなければ、そんな事をして大切な夫と子どもを不幸にする意味も無いと重々分かっているのです。それでも自分らしさが見つけられないのですね。

>友人親友がいない事。・・・ママ友は数人いるけど・・・

承認の欲求がある時、どんな事を求めるか、それは
1聞き手を求める。2告白したい。3理解が欲しい。という感情がおこります。
友人、親友というイメージはそれを満たしてくれる人という子どもの時代からの思い込みが定着しているので、その存在が無いことが自分の欲求を満たせないという絶望感につながりやすいのです。

専業主婦で子育て中には、どうしても行動範囲も交流も限られます。そこで出来た人間関係には子どもを媒体とした内容ですから、一人の女性であったり、一人の自分という個性での交際ではないので、貴女の心が求める相手でないと無意識の内に判断して、この人間関係が続けられないのだと思います。何かのきっかけで同じ悩みが話せたのなら、そこから特別な友人関係に発展する事はあると思いますよ。

さあ、ここまで理解したところで、気持ちを楽にしていく取り組みを考えていきましょう。
こいんさんの心の悩みを引き起こす原因は、自分の価値を確認出来ない事でしたね。
では同じ悩みを這いずりながら乗り越えた先輩として、貴女の価値を確かめていきましょう。

妻である事も母である事も、社会的には特別な個性ではありません。しかし、貴女の夫の妻である事や貴女の子どもの母である事は、貴女以外ではありえない個性なのです。
夫婦が老いていき、子どもが大人になるその流れの中で、こいんさんは無くてはならないかけがえのない存在です。

貴女がいなければ 寂しく、貴女が幸せなら嬉しいと感じる、貴女ではない人達がそこにいます。貴女が心を病んでいれば幸せにしてやれない事を辛いと思う夫と、貴女が優しく微笑んでやる事で健康に育つ子どもがそこにいます。貴女に代われる女性はいないのです。
貴女が彼らの幸せの象徴そのものなのです。

>嫌な事を考えている事がもったいないし、過去よりも家族ややるべき事や自分の未来とか考えた方がいいのも分かります。

そうです。状態が今のままで変わらない事はありえないし、結婚当初決意したように貴女の存在が未来の幸福を造りつつあるのです。今の努力が結果となって見えるのは、未来になってからです。
・子どもが精神的に安定し、健康に育ち両親を慕い、夢に向かって生き生きしている。
・ 夫婦がたとえ病気などのアクシデントにあったとしても、お互いに安心して頼る事が出来る。想像ではなく、未来に現実になって返ってきます。

これから、こいんさんに理解して頂きおすすめしたい事を書いていきますね。気楽に聞いて下さいね。
感情と自律神経は密接な関係にありますよね。この自律神経は特異なキャラクターなのです。過去と未来の判別が出来ず、現在形でホルモンを放出し、感情を引き起こすのです。

>不仲な家族関係に育った過去や嫌な記憶を思い出しては、長時間苦しい気持ちになる。
>何時間も眠れないでいる。

思い出しただけで過去の事なのに、今まさにその渦中にいるように戦闘態勢に入り、「緊張しろ!ひるむなよ!あ〜なんて事だ!どうしたらいいんだ!」と貴女の心に働きかけるのです。反対に未来に対しても『このままで私はどうなって行くんだろう』と思ったとたん、まだ悪い事があった訳でも無いのに、体中を巡るような不安に駆られてしまうのです。

『それなら、いったいどうすればいいの・・?』これが案外面白いのは、悪い感情だけでなく、幸せにするのも同じヤツなのです。過去も未来も“よかったね”と結んで思ってやると、彼?は単純に貴女に笑顔を引き出させる力があります。現在形で。

こんな風に考えてみましょう。
・ あんなに辛い環境に育ったのに、私は幸せをつかんだ。あれを糧にしたからだな。なんてラッキーな、私はついてる。
・ 自分の力をまだ出し切れていないように感じている。今の恵まれた環境の中で、あせる事はない、少しずつ自分が錆びないように勉強しておこう。突然飛び出して行っても世の中厳しいのだから、この環境を与えてくれる夫に感謝です、今日も無事に帰ってきてくれた。よかった、ありがとう。
貴女の生活の中で、上手く“よかったね”と言葉を結んでやって、前出の彼に幸せなんだな?と受け止めて、ウレシイホルモンを出させましょう。

子どもに、意味はなくてもいいですから優しくニコニコと微笑み掛けて、見つめてみて下さい。気づいた子は、きっと訳が分からないまま自分も貴女に微笑みを返します。ちょこっと勇気が出たら、夫にもそうしてみましょう。どんな反応が返るでしょうか?悪いはずはないですよね。貴女の家庭は、貴女がしあわせメーカーです。

これからパートに出ようとも考えているのですね。大上段に構えず、子どもと家庭だけの閉塞感からストレスを解消させて頂いている。役に立ちながら、この時間を楽しもう。そして自分の家庭に帰ったら、その気持ちを還元しよう。身体が疲れたら、「あ〜やっと眠れるぞ。今日もよく頑張ったね」と自分に言葉をかけてやって下さい。

こいんさん、人生には自分の思いをかなえる時があるように思います。
その時その時、自分が恵まれているものを冷静に客観視する。そこから出来ることに取り組み未来の自分の時に生かすように、今を大切に生きて積み重ねていく。決して人生が終わった訳でも、夢が持てなくなったのでもありません。

貴女の子どもが大きくなった時、一人の人間を育てたという誇らしい思いを出来るように、そして、君がいたからこそと言う夫の言葉を引き出すように、真っ直ぐ顔を上げて取り組んで行きましょう。時に失敗して泣いたり甘えたりしながら。

さあ、結論ですよ。マクセル・マルツ(心理学者)は、
【自分が物事を解釈したように感情がつくられ、脳はその感情を読みとり自らの人生にそれを実現していく】心理制御という考え方です。

1聴き手を求め 2告白し 3理解してもらいました。同時に貴女自身も自分の環境や自分自身が何に苦しんでいたのか自己理解がすすんだと思います。身動き出来ないと思いこんでいた固定化されていたカラを破ると、本当の自分が生き生き動き出して、閉じこめられていた自らの 成長力が発動し出します。

周りの状況は何一つ変わってはいませんね。でも貴女の心が動き出せば、貴女の一番大切な家族がきっと幸福です。自分らしい何かをいろいろ探して学んで下さいね。それが出来る環境を持っている貴女は、大変ラッキーです。子育ても永遠に続きません。ほんの十数年で手放さなければなりません。育てられるのは子どもの人生ですが、どう育てるのかを選ぶのは貴女の人生です。自分の人生を大切にしたいと悩んだ事、とっても良いチャンスだと思いますよ。貴女の人生が素敵でありますように祈っています。村岡

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