娘のうつ病

カウンセラーの回答

本人の意思を大切に

ごんべいさま

はじめまして。カウンセラーの伊吹と申します。

こちらにご相談いただき、ありがとうございます。

ごんべいさんが、娘さんの事をご自分のことであるかのように

心配なさっているお気持ちや、どうしたらいいのか解らずに

困惑し悩む様子が伝わってきました。

身近な存在だけに、ご心配を募らせてきたことと思います。

きっと、娘さんの状態が良くなってほしいという強い思いから

こちらにご相談くださったのですね。そんなごんべいさんの

娘さんへの愛情を感じ、感動しております。

同時に、ごんべいさんの娘さんへの愛情に敬意を表します。

素敵なお父さんですね。


娘さんが今のような状態になったのは２ヶ月くらい前からなので

すね。原因も解らずに娘さんが今までと違う状態になるというの

は、ごんべいさんや他のご家族の方々もどんなにか

ご心配で、不安を抱えてこられたことでしょう。。。


娘さんはご家族にとって、とても大切な存在なのですね＾＾

だからこそ病院に行って治してほしいという気持ちも沸くし、

無理やりにでも連れていきたくなる気持ちは痛いほど解りま

す。。。本当にどうしたらいいのか、解らなくなりますよ

ね。。。


娘さんは病院に行くことを拒否しているとのことですが、

ごんべいさんは、そのことをどのように捉えていらっしゃいます

か？また、どうしてだと思いますか？

まずは娘さんの心の声を、時間をかけて聴いてあげて

ほしいのです。


風邪をひいている訳でもないのに、頭が痛くなることもあるでし

ょう。毎日の家事に疲れて、朝起きるのがしんどい時もあるでし

ょう。外出するのが面倒になる時期もあるでしょう。

家族というのは身近な存在だけに、些細な変化にはなかなか

気づきにくかったり、大きな変化に過剰に反応してしまう傾向が

あるかもしれませんね。


何とかしたい、何とか元の元気な姿に戻さなければ。。。

と義務感を背負いこんでしまうことも多々あります。

それが悪いわけではありません。

けれど、弱っている時に、周りの過剰な反応を一揆に浴びて

いる娘さんは、もしかしたら

余計にしんどいと感じるかもしれませんね。


だとしたら、なにが出来るでしょうね。。。

例えば、風邪をひいた時、熱を出した時、そんな風に、

「普段よりも自分が弱っている状態の時」

ごんべいさんは、誰かに何かをしてほしいと思いますか？

もしあればそれはどんなことでしょうか？


起き上がるのもしんどい時に

無理やり病院に連れて行ってほしいとは思いませんよね？

それよりも、弱っている時に

優しい言葉をかけてくれたらどうでしょう。

例えば、「大丈夫？なにかしてほしいことはある？」

と。相手の気持ちを理解しようという気持ちで言葉をかけられた

ら、徐々に心は解放されていきます。自分がどんな気持ちで

接するか、それが大切です。気分転換に、どこかにでかける

のもいいかもしれません。


もしかしたら、何もしてほしくないかもしれませんね。

何もしないで待つ。というのは健康な人にとって辛いことです。

しかしご本人の意思を、何よりも大切にしてあげてほしいので

す。ご本人自身の力で、復活していくことを信じてあげてほしい

のです。それには時間がかかるかもしれません。

けれど病気だと決めつけて、病院へ行く前に、娘さんの話を聴い

てあげてほしいのです。

時間をかけて今の状態になっているわけですから、

時間をかけて今の娘さんを見守ってあげてほしいのです。


どんな小さなことでも、

娘さん自身が、自発的に行動することを大切にしてください。


外出したがらないのなら、こちらのメールカウンセリングや

電話カウンセリングを勧めてあげるのも一つの方法ですね。

その際に気をつけてほしいのが、「こうしなさい、ああしなさ

い」と押し付けないこと。

ポイントはさりげな〜くです。

「こういう方法もあるから、気が向いたら、相談してみたらどう

　かな。」

くらいに留めてあげてください。


大切なことは、

娘さんが自分に合った一番の方法を自分で見つけ出していくこと

です。


娘さんがよい状態になっていくことを、ご家族みんなが信じ、

見守ってあげることができたら、どんなに支えになるでしょう

ね。娘さんが望むことを、一人一人がしてやれることを精一杯し

てあげたらいいのではないでしょうか。

それに勝ることなど、ないかもし れませんね＾＾


その上で、ごんべいさん自身もまた心細かったり、

一人で不安になられた時はいつでもご相談にいらしてください。

よくなっていく方法は、いくらでもあります。どうか塞ぎ込ま

ず、今回ご相談していただけたように、

広い視野を持つことを忘れないでください。


ごんべいさんのご家族の皆様の幸せを、心から祈っております。

ご相談いただき、ありがとうございました。