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人から悪口を言われても気にしない方法などないでしょうか?

私は、人から悪口を言われてるのではないか、とか、嫌われてるのではないかとかいつも考えてしまいます。

前、いろんな人から悪口を言われていたのを知って、ショックでいつもそのことを考えてしまい、今も時々思い出して吐き気に襲われます。

人から悪口言われても気にしない方法などないでしょうか?

女性

14歳

2008年6月17日

カウンセラーの回答

人のうわさも75日。辛い体験をチャンスに変えて、自己成長につなげましょう。

あいさん、はじめまして。
エキサイトカウンセラーの桑原佐代子と申します。
無料メール相談に、ご投稿いただきまして有難うございました。
短い文面からも、あいさんの思いがとても伝わってきましたよ。
あいさんの心が、今よりも少しでも軽くなりますようお返事させていただきます。よろしくお願いいたします。

あいさんは、今、「人から悪口を言われるのではないか」とか、「嫌われているのではないか」と、いつも考えてしまうのですね。そして、それは以前、いろんな人から悪口を言われていたのを知って、とてもショックだったのですよね。

今も、時々思い出して、吐き気に襲われるとのことですが、お体は大丈夫ですか?吐き気に襲われるというのは、心だけではなく体にも負担がかかっているということですから、きっと人を信じることができなくなるくらい辛くて悲しい出来事だったのでしょう。

でも、あいさんは、悪口を言った人を責めるのではなく、人から悪口を言われても気にしない方法などがあれば、今の自分より心の強い自分になれるのではないかと思い相談してくださったのですよね。私は、メールを拝見させていただき、あいさんの優しさと、勇気と真の強さをとても強く感じました。

なぜなら、悪口を言う人に対して悪口を言おうと思えばいくらでも言えますよね。でも、あいさんは、そういうことをせず悪口を言われ嫌な思いをすることから、身を守るための方法を考えているのですよね。

このような方法を考えようとする心理的背景には、「人を傷つけてはいけない。」「自分が、されて嫌なことはしてはいけない。」「人に優しくしなくてはいけない。」など、人を思いやることができる優しい気持ちが、あいさんにあるからだと思います。

あいさんのそういう気持ちを大切にしながら、今の心を少しでも軽くできるといいですよね。では、これからその方法を提案させていただきますね。

まず、第一に、傷ついている あいさんの心のケアをして下さい。

その方法とは、自分をいっぱい褒めるということです。
どんなことでも良いので、ご自分をいっぱい褒めてあげて下さい。

例えば、「私って、あれ程悪口を言われているのに、よく耐えているよね。偉いよね。」

「私って、悪口を言われてもやり返してないじゃん!されて嫌なことはしてはいけないって分かってるもんね。これって、当たり前かもしれないけどすごいことだよね。」

「私って、思いやりがあるんだね。」

「こんなに嫌な思いをしても、ちゃんと生きてるって強いよね。」

などなど、ご自分のいいところをいっぱい見つけて、とにかく褒めてみて下さい。

なぜ、自分を褒めるのかといいますと、悪口を言われると周囲を気にしてしまいがちです。人は、周囲を気にするあまり、自分の存在を自分で否定してしまうことがあります。ですから、まずは、自分を褒めることで自分の存在を認め、自分という軸をしっかり持っていただきたいのです。

第二に、自分を褒めるのと似ていますが、ご自分の長所を書き出してみて下さい。

ちょっとしたことでもいいのです。誰かに見せるわけではないので、どうどうと思いつく限りたくさん書き出してみて下さい。この時に、1つか2つしか見つけられなかったとしても落ち込まず、見つかった長所を認めて下さい。

自分が、短所だと思っているところも、他者からみれば長所と思われていることもあります。例えば、「消極的」→「慎重」「控えめ」、「計画性がない」→「とらわれない」というように、短所も長所として捉えることができるのです。

自分では、短所だと思っていることであっても、ご家族やお友達との会話を通して、長所であることに気づかれることもあると思います。ご自分の良いところを発見し、長所を増やしていけるといいですね。自分を肯定することで、自分に自信を持てますよ。

第三に、少し勇気を出して悪口を言われた時のことを思い出してみて下さい。

とても辛い記憶なので、思い出すのはもの凄く嫌なことかもしれません。でも、あえて挑戦して下さい。というのも、言われてショックを受けた内容が、あいさんが苦しかったり辛かったりする事実に基づくものなのか確認していただきたいのです。

悪口を言われ、その内容に傷ついたとしても、「ちょっと待って!」と自分の中で「待った」を掛けて欲しいのです。そして、その内容を客観的に捉えて自分という人間と、言われた内容を離して考えて欲しいのです。

これは、自分の心を守るための手段の一つと思っていただきたいのですが、傷ついたとしても言われた 内容に少しでも思い当たる部分があれば、今の自分を見つめ直し、人間として成長するチャンスです。逆に、言われた内容に対して「それは違う・・・」と感じるのなら、自分で自分を肯定し自信を持つチャンスです。

傷ついた心を受け入れ、認め、癒しながら、今のこの体験をチャンスに変えていけるのもあいさん自身なのですよ。

ふと気になったのですが、あいさんは、学校に通うことができていますか?私にも、経験があるのですが、悪口を言われるとほんと辛いですよね。特に、学校という場所は、毎日通うところで同じ人達と顔を合わせなくてはいけません。周囲を気にすると、きりがないというのが現状でしょう。でも、仮に100人居て全員が、あいさんの悪口を言っているのかというと、そうでもないというのが本当のところではないでしょうか?噂を聞いて、興味を持つ人もいるかもしれませんが、みんながみんな悪口を鵜呑みにしているわけではないと思います。

誰か一人でも、あいさんの気持ちを解ってくれる人が居るといいですね。悪口を言う人達との距離をとりながら、学校という空間で本を読んだり、話せる友達を作ったり、自分の心のより所を見つけることができると過ごしやすくなると思います。

第四に、あいさんの心を守るためにも、覚えていて欲しいことがあります。それは、自分が何も悪いことをしていないのに悪口が耳に入った時は、悪口を言う人に問題があるということです。

人はよく、自分の心のバランスを保つために、無意識に他人に自分の嫌な部分を映し出して、あたかもその人が悪いように言ったり、心の内で思ったりすることがあります。そうやって、自分の嫌な部分を認めることを避けることで、心のバランスをとるのです。これを、心理学では『投影』といいます。

悪口を言う人の心のバランスをとるために、あいさんがターゲットになってしまうのは悲しいことですよね。でも、大抵このターゲットになってしまう人は、優しい人、おとなしい人、我慢強い人が多いです。そして、そういう人は世の中にたくさんいるので、あいさんだけがターゲットになっているわけではありません。きっと、あいさんの気持ちが解る人が多くいると思います。

嫌いと言われると傷つきますが、言われた時は、「あぁ、あの人は、私の悪口を言うことで心のバランスをとっているんだね。」と思えばいいのです。そして、誰の悪口も言わず、人に投影せずに心のバランスをとることができているご自分をたくさん褒めてあげて下さいね。

周囲の人、みんなに好かれようと思って生きていることほど疲れるものはありません。嫌いなら、嫌いでいいのです。ただ、これをそのままにしておくのではなく、「人の振りみて我が振りなおせ」という諺がありますように、人の良くない行いを見たら、それと比べていったい自分はどうなのか?!我が身を振り返るきっかけにしてみて下さい。

これを積み重ねていくことが、自己成長というものであり、これからのあいさんの自信と魅力に繋がります。

この世の中、魅力的な人は大勢いると思います。芸能人、野球選手、オリンピック選手など、あいさんの周りにも輝いている人、あいさんが惹かれる人が居ることと思います。

あいさんは、その人たちがみんな傷ついたことがない人達だと思いますか?笑顔で達成感、充実感を味わっている人ほど、辛い体験をバネにしてみんな成功を掴んでいる人達なのですよ。自分の欠点を認め、長所として活かすことでより魅力的な自分へと羽ばたいている人達です。

昔から、人のうわさも七十五日と言います。とりあえず、75日間頑張ってみませんか?!もしかしたら、気づいたら75日が過ぎているかもしれません。

あいさんが、あいさんらしく日々の生活を送ることができますよう心から応援しています。そして、今経験されていることを心の糧にして、これからの人生に活かしていかれることを願っています。ご相談ありがとうございました。

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