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周りの目が気になる性格で生きづらい

お悩み種別人間関係

人間関係・仕事・メンタル・片思い・不倫・性など…周りの人に相談しにくいお悩みや不安に、毎回人生経験豊富なカウンセラーが回答します。

今回は、人間関係に関するお悩みに、優しく親身に寄り添ってくれる飯塚和美カウンセラーがお応えします。

今回のお悩み

私は、昔から周りの評価を気にするタイプです。「嫌われるのではないか」という不安が何をするにもつきまとうので、とても疲れます。例えば、仕事では心の中で自分の意見を持っている時も、それを言ってしまうと周りからどう思われるかが気になり、発言する勇気がなく、その結果、評価されにくい状況です。恋愛でも、相手に合わせてばかりで疲れてしまい付き合いが長続きしないことが多く悩んでいます。周りの目を気にしないで生きるには、どのような心持ちで過ごせば良いのかアドバイスが欲しいです。

ゆり(女性 28歳)

新しい癖に変えるつもりで諦めずに上書きを続ける

飯塚カウンセラー(以下飯塚):周りの目をいつも気にして本来の自分を出せずに生きることは、とても疲れるし生きづらいことだと思います。ずっと人に合わせ、頑張ってきたのですね。生きづらい考え方の癖を修正していくと、今より楽になれると思いますのでその方法をお話したいと思います。

ゆりさんは、こうなったらどうしよう、きっとこう思われているのでは…と、自分で想像して思い込んでいませんか?まずは、思い込みを外して、事実を客観視することが大事です。
例えば、他人がやるのはいいけれど、自分がやるのはダメだと思ってしまうことはありませんか?ゆりさんと同じことを同僚や友達がしたらどう思うか?と考えてみてください。一度自分と切り離して考えると、自分の言動を客観視しやすくなります。

また、周りの評価を気にしすぎてしまう・嫌われたくない想いが強い方は、自己肯定感が低いことがよくあります。自分はダメだというフィルターで物事をみているので、そのフィルターを外していくために自分を認めることが必要になってきます。

おすすめしたいことは、自分がやってきたこと・褒められたことなどを書き出すことです。自分を客観視することができる方法です。
例えば、仕事で評価されにくい状況とのことですが、人の価値はそれで決まるわけではありません。見えづらいところが良さの場合もありますよね。

ゆりさんご自身の良いところはどんなところですか?自分で自分のことを一つひとつ認めてあげることです。自己肯定感が低いと、例え他人から認められたり褒められたりしても、素直に受け取れす否定してしまうことがあります。だからこそ、まずは自分のことを自分が認めるのが先です。

ゆり:頭ではわかっていても、失敗するとつい自分にダメ出しをしてしまいます…。

飯塚:ダメ出しをしてしまうのは、思考や行動の癖です。

どんな感情も大事なので、ダメ出しをしてもそれを否定するのではなく、一旦受け止めます。その上で、次回からこうしようと視点を切り替えます。何十年も続けてきた癖なので簡単に変わらないかもしれませんが、新しい癖に変えるつもりで諦めずに上書きを続けることです。だんだんとプラスのイメージができてきて、行動にも移しやすくなってきます。

自信がなくても、とりあえず発言してみる・やってみることが大切です。
失敗にフォーカスするのではなく、次につなげていきましょう。成功体験を積み重ねていくことで、自信がついてきますよ。何もしないで自信がつくことはありません。

また、どうしても相手の態度や言動が気になってしまう時は、相手によって態度を変えるのではなく、自分は一定でいることを決めてしまいましょう。例えば挨拶は気持ちよくする、と自分の中で決めること。人によってわける必要もないし、相手から挨拶が返ってこなかったとしても気にすることはありません。

基本的に人は、自分が思うほど他人のことを気にしないことが多いです。例え嫌われたとしても、自分の人生にとってその人は大した影響がない場合も多々あります。

わたしはこう思う「Iメッセージ」を伝える

ゆり:恋人など自分にとって大切な人の場合、どう接していけばいいのでしょうか?

飯塚:わたしはこう思う「Iメッセージ」を伝えること。それから、あなたはどう思う?と聞きましょう。自分の気持ちを伝えた上で、相手の気持ちを聞くことでトラブルを回避できます。
相手にいつも合わせていると、ずっと我慢して付き合っていることになるので、一緒にいることが苦しく、爆発してしまう可能性もあります。もしくは、体や心を病んでしまうことも。

そもそも他人が何を考えているかは、恋人でも親子でもわからないものです。
人に合わせているつもりでも、本当は合わせられていないこともよくあります。自分がよかれと思っても、相手がそれを望んでいないかもしれません。

嫌われないようにと思うことは、相手をコントロールすることなので、そもそもできることではありません。できないことをやろうとすると疲れてしまいますよね。

だからこそ、自分の気持ちを大事にしたほうがよく、自分の気持ちを正直に伝えることで、相手との関係性もよくなります。恋人に限らず、人間関係全般に共通することです。

世の中の全員から好かれる人はいません。自分がやりたいかやりたくないか、楽しいか楽しくないか、自分の気持ちを一番大切にしてみてくださいね!

今回のカウンセラー

飯塚 和美 カウンセラー

全国心理業連合会・般プロフェッショナル心理カウンセラー、米国催眠療法協会(ABH)マスターヒプノシスト認定心理ヒプノシスト、ヒューマン・ギルド・ELM勇気づけリーダー。

子供の不登校を機にカウンセラー資格を取り、2013年にカウンセリングルームを開業。

カウンセリングの他、ヒプノセラピー、心理講座やワークを開催。

2014年著書「考え方で明日は変わる」出版、ニュースサイト記事も多数執筆。

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