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ニートから抜け出したくても、モチベーションが上がらずできません

お悩み種別仕事に関する悩み

人間関係・仕事・メンタル・片思い・不倫・性など…周りの人に相談しにくいお悩みや不安に、毎回人生経験豊富なカウンセラーが回答します。

今回は、仕事に関するお悩みに、的確なアドバイスが評判の堀内正明カウンセラーがお応えします。

今回のお悩み

転職活動に失敗し5年間ニート生活を送っています。焦りはありますが、時間が経てば経つほど、就職するために何から手をつければ良いのかわからなくなってきてしまっています。現在は、実家に住んでいてお金には困らないので今のままでも良いかという思いと、今のままではいけないという気持ちで揺れるだけで、ただただ毎日が過ぎていってしまいます。どうやったら、私はどうしたら行動を起こすことができるのでしょうか?

ゆうま(男性 32歳)

目に見える小さな目標設定

堀内カウンセラー(以下堀内):モチベーションが上がらずご実家にいるとのことですが、もしご両親がいなくなったらどうしますか?今はゆうまさんの面倒を見てくれている人がいるから何とかなっていますが、今後ご両親の介護が必要になった場合や他界された場合、どうしますか?
今の段階で、その危機感を感じることは必要だと思います。

そこでまずは、目標設定をしてみましょう。大きな目標を設定すると失敗しがちなので、まずは目に見える小さな目標設定です。

家事就労を喜びの元にするのも一つの方法です。家にいるのであれば、洗濯や料理などをやってみましょう。

例えば、家で料理や洗い物や洗濯をすることに慣れてきて、興味をもてたら飲食店やクリーニング屋でのバイトを考えてみましょう。
そういった身近で自分にできそうなところから、自分のペースでできるバイトを探してみましょう。そのバイトをする中で就労意欲への自信が生まれてきたら、正社員を考えてみても良いと思います。

もう一つには、今働きたくない理由を自分で考えてみることも必要です。どうしたら働けるの?と自分に問いかけてみてください。

今のままでは良くないという考え方がゆうまさんの中にあるということは、社会的・道徳的な考え方があり、仕事をして社会の一員になりたいという思いがあるということだと思います。

自分の気持ちを紙に書き出すことが大切です。自分の良いところ悪いところを書き出して整理してみると、原因や改善できる部分に自分で気がつくかもしれません。

他人に頼って良いという考え方を持ち、社会との関わりをもう1回持つ

ゆうま:30代で5年間のニート歴があっても、就職できるのでしょうか?

堀内:例えば履歴書を書いた時に、5年間の空白を聞かれたらどうしよう、ニートに偏見を持たれるかもなど、不安を感じ常にマイナスに捉えてしまうと、自分で負のスパイラルを作ってしまうこともあります。

私のような心理カウンセリングだけではなく、ハローワークなどの相談窓口で相談をしてみるのはいかがでしょうか。

また、ニートの方を支援する、自立支援センターや民間転職エージェントもあるので、そのようなところを頼ってみてもいいと思います。実は、ゆうまさんと同じような方はたくさんいて、ニートから生まれ変わったかのように、今は社会人として働いている方もたくさんいます。

ご自身と同じパターンの人の話を聞くことで、自分もまた仕事ができると思えるきっかけになるかもしれません。
また、どんな仕事があるか、できる仕事があるか、聞いたり調べたりしていくことで就労意欲が沸くことも多々あります。

ニートだったことをわかった上で受け入れてくれる会社もありますし、ハローワークや自立支援センター等を通せば会社も状況を理解してくれます。

今のゆうきさんにとっては、やる気を出していこうよ!モチベーションをあげていこう!という声掛けは逆効果かもしれません。ゆうきさんが動き出せる情報を取り入れて、閉ざされていた考え方や心を開くきっかけを作ることが大切だと思います。

他人に頼って良いという考え方を持ちましょう。そして、社会との関わりをもう1回持つことです。今は社会との関わりがないから閉塞的になっている部分もあるはずです。

社会と関わることで、ホッとする部分もあるでしょう。そして、今まで社会と関わることで嫌な想いをした部分を、新たな社会とのつながりによってリセットできるかもしれません。

どうしても自分独りで動こうとするのは難しいと思います。世の中には、困った時に動いたら答えを出してくれる場所があります。それらに頼ることです。

5年でよく戻ってきてくれました。6年目に入らなくて良かったですよ。

世の中には言葉の魔法がたくさん落ちています。その言葉を拾いにいくのも自分だということに、ぜひ気がついて欲しいです。

今回のカウンセラー

堀内 正明 カウンセラー

メンタル心理カウンセラー、上級心理カウンセラー、電話相談だけでなく、メール相談をお受けして、認知行動療法や交流分析、論理療法等を用いてその直面しているお悩みに対応致します。

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