どうすれば別れずに済みますか

金城　哲夫

• 恋愛アドバイザー
• 上級心理カウンセラー

複数の行政機関で、相談業務に従事しております。更に、長い間、複数の民間相談事業に携わって参りました。

1995年 社団法人メンタルケア研究所開所
1996年 カウンセリング室を開所 /国連NGOカウンセラー
1998年 児童養護施設非常勤（相談員）/日本ペアレント協会講師/子育て相談及び講師
2000年 自殺予防電話相談員/某心理支援機関にてカウンセラー/交通安全指導員
2017年 保護司/薬物乱用防止指導員講師/某相談機関（恋愛専門相談）
2018年 日本仲人協会（婚活相談及び講師）/防犯指導員
2019年 民生委員・児童委員(生活全般相談・児童相談・福祉相談)/某相談機関（障がい者専門相談）
2021年 学校教育支援員/某相談機関にてカウンセラー
2022年 県警少年補導員にて相談業務/法務省にて人権擁護委員
2023年 生活支援サポーター/被害者支援団体にて相談員/教育委員会にて教育相談支援員
2024年 某相談機関にてカウンセラー/ラジオ福祉情報番組MC

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カウンセラーの回答

男性心理から

おゆさん、初めまして。恋愛カウンセラーの金城と申します。

おゆさんの混乱しているお気持ちと、どうしても別れたくないお気持ち、そして、どうしたら別れずに済むかというお気持ちにお答えしたいと思います。

彼は整理したい旨を理解し、時間を与えておられますし、ハグしたり、大切にしようと思ったと言ったり、雑談したりと気持ちと行動が相反しておられますので、気持ちが冷めたという方向性でみるより、仕事での悩みを原因として離れたいお気持ちであると思います。

こうしたことは、男性心理からしても、よくあるケースです。

おそらく、3ヶ月ほど前に冷めてきてると言われた時の少し前から、仕事上で何かしらの悩みが発生していたのではないかと思われます。

>理由は、「会社のことで、何もかも、どうしても、よくなった」とのこと。

何もかも→すべて。
どうしても→彼の中で頑なに譲れないとする意味が含まれています。
よくなった→どうでもよくなったというような投げやりの気持ちになるぐらい何かが発生しているということです。

上述通りの解釈をしますと、仕事のことで自暴自棄になっておられる可能性が高いと思われます。

>倦怠期と思い、様子見を提案。彼が受け入れる。

倦怠期は関心や愛情が薄れる期間を指し、原因のルーティンによってマンネリ化。しかし、内容からしてもマンネリ化が原因ではないと思います。

>向こうからハグ。大切にするの発言した後、急に別れを切り出す。

彼の行動には愛情と自己否定感の葛藤があったのではないかと思います。

男性は仕事でうまく行っていない時は女性より、自己肯定感が下がります。

彼の発言にある、「何もかも、どうしても、よくなった」という言葉の背景をみますと、自己肯定感が下がっている中で、更に自己否定が強くなっている言葉の表現をしていることになり、そうした葛藤がその矛盾した行動を発生させたと考えられます。

男性も女性も、仕事に思い入れや悩みを抱えることはありますし、仕事に対する熱意やプレッシャー、自己評価やキャリアの選択など、様々な要素が男女同じようにありますが、男性は仕事の問題を起因として自殺する方は多いのに対して女性は少ないですが、それだけ仕事の問題の悩み方には男女の違いがあるということでもあります。

>どうしても別れたくない。どうすれば別れずに済むか？

男性は仕事の悩みを抱えている時（仕事の悩み、退職、転職、入社後しばらくの間）は、どうしても、一人になりたいものです。

それは、仕事から獲得するであろう、自己成長と自己実現や社会的評価や認知の機会を逃し、経済的不安定、精神的不安定になって行くところを誰にも悟られたくないというのもありますし、このような状況では彼女を確保しようとはならないからです。

また、こうした状況を教えてほしいと話しても、男性は具体的に話せませんし、自分の中で解決しようとする事がありますので、その事をおゆさんが理解された上で、乗り越えて行く考え方を見つけられるのがいいかと 思います。

おゆさんが彼との関係を長い目で見て、今後もうまく行かせたいのであれば、男性心理を理解した上で、
一時的な別れを嫌がり一生の離別よりも、一時的な離別でも、一生の間柄になるようにして考えて行かれてはと思います。

そうしてあげる事で、メールの文面からしても、彼はおゆさんの元に戻って来ると思われます。

離れている間、おゆさん自身も自分磨きの時間を過ごしたり、彼との楽しい将来をイメージしながら過ごされてはと思います。

以上となりますが、お二人がこの先うまく行くように祈っております。
何かご不明な点がございましたらお気軽にお声掛けください。