彼女の幸せを願うのに自分の夢を考える。悩む自分も嫌になる。

森田　陽子

• メンタルヘルス・マネジメントⅡ種　ラインケアコース
• メンタルケア・スペシャリスト

＜資格＞
行政機関の「女性のための電話相談員」
メンタルケア・スペシャリスト、メンタルヘルス・マネジメントⅡ種　ラインケアコース、
夫婦カウンセラー、高齢者コミュニケーター、認知症介助士、生前整理・整理収納アドバイザー、マリッジアドバイザーなど

＜経歴＞
大阪外国語大学（現大阪大学）卒／外資系企業勤務をへて英会話講師、翻訳の仕事に携わる。
行政機関の「女性のための電話相談員養成研修」で2年半カウンセリングを学び、2001年から電話相談に携わる。
DV、デートDV、離婚、恋愛、子育て、介護、母娘問題などに対応。

コーチトレーニングプログラム2年終了。2004年(一財）生涯学習開発財団認定コーチ資格取得。
留学、転職、キャリアアップ、時間管理、人間関係改善、終活などに対応。　
ＤＶ防止啓発ファシリテーター養成、賢い患者になるためのコミュニケーション、グリーフケアなど学び、
主に女性を支援。カウンセリング・コーチングで電話・面談・メール相談歴20年以上。
母娘問題研究家として電子書籍を出版。

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カウンセラーの回答

どうすれば両立できるかという視点を持ち、一緒にいる未来のイメージを共有

はじめまして。心理カウンセラーの森田陽子がお答えいたします。

文面から、まさや様の誠実なお人柄が伝わってきました。「彼女を大切にしたい気持ち」と「夢を諦めたくない気持ち」の板挟みになっているのですね。

まず、「夢を選ぶか、彼女を選ぶか」ではなく、「どうすれば両立できるか」 という視点を持ってみましょう。

彼女は「そばにいてほしい」と言っていますが、「夢を諦めてほしい」とは言っていません。彼女自身もあなたを応援したい気持ちがあるようですね。あなたは「一緒にいられる未来を一緒に考えていこうね」と伝え、彼女の気持ちにも寄り添おうとなさっています。
最初からどちらかを諦める必要はないと思います。

つぎに、短期的な視点ではなく長期的な視点で考えてみましょう。
「遠距離になること＝彼女を失う」ではありません。夢を叶えるための「一時的な遠距離」と捉えましょう。そして、数年後にどこでどんな人生を送りたいかを話し合い、彼女と一緒にいる未来のイメージを共有できたら、ステキですね。

それから、遠距離恋愛における関係の築き方を話し合ってみましょう。お互いの不安をどう解消していくのか、オンライン通話の頻度や実際に会えるタイミングのつくり方などです。彼女が海外移住する可能性については、彼女の率直な意見を聞いてみることも大切です。

あなたが自分の夢を叶えようとすることは、決して彼女の人生を台無しにするわけではありません。だから、彼女を振り回してしまうと思わないことです。むしろ、「夢に向かって努力する人と付き合うこと」は、彼女にとっても刺激や成長につながる可能性があると私は思います。「彼女の幸せ」を考えたいなら、彼女が納得できる形で二人の関係を築くことを考えてみてはいかがでしょうか？

＜まとめ＞
「夢と恋愛のどちらを選ぶ」のではなく、「どうすれば両立できるか」を一緒に考えられたら、お互いに前向きな気持ちでいられると思います。

未来の明るいイメージを共有することで、彼女も「遠距離＝別れ」ではなく、「夢を叶える過程の一部」と捉えられるかもしれません。

お互いの気持ちを大切にしながら、ベストな方法を見つけられるよう願っています。