緊張するとひどくどもってしまい、言葉が話しにくく辛いです

佐藤　ゆうじ

• 産業カウンセラー
• マスターマネジメントコンサルタント

・大学は仏教を専攻しています。悩んだからです。
・大学院で臨床心理学を学んでいます
　　フロイト、ユング中心に学んでいます
　　同時にアドラー心理学や交流分析、認知行動療法、来談者中心療法等を学んでいます

・教育を中心とした民間企業に勤務をへて独立し起業しています
　　事業内容は企業の教育支援とメンタルマネジメント、カウンセリング

・カウンセリング経験は35年
　　企業内のカウンセリング、医療、介護施設におけるカウンセリング、自治体の職員のカウンセリング
　　私の事務所に対談してくるクライアント対象のカウンセリング

・ＮＰＯを立ち上げ地域でのメンタルサポート活動やカウンセラー養成講座を行っています
　　さらに講師養成講座、心支援士講座も行っています
　　2021年から通信講座も開講しています。

・著書　心理エッセー半熟たまご、心のコリのほぐし方、職場と家庭ですぐに使える心支援の知恵袋
　　　　産業カウンセリングハンドブック（共著）自習型カウンセリングマニュアル
　　　　ＢＳカウンセリングマニュアル、家族創世紀主役は女性、ゼロ社会と心の技術等があります。

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カウンセラーの回答

吃音は治ります

こんにちは、ご相談メール有り難うございます。
吃音のこと、最近とありますが、それまでは普通に話が出来ていたと言うことでしょうか。だとしたら何らかのストレスが掛かっての環境要因から吃音だと思われます。死ぬことを考える必要は全くないと思います。アメリカのゼネラル・エレクトリック社のＣＥＯを務めた伝説の経営者と言われたジャック・ウエルチは意外と知られていませんが吃音で悩んでいました。そうした経営者は国内外に結構います。

　吃音ですが、性格要因もありますのでご自分の性格の見直しもしておきましょう。内向的でしゃべるのが苦手、まわりに合わせすぎて抑圧傾向。失敗を予測して不安を感じてしまう。そうした性格と相まって失敗や周囲の反応から吃音となるケースは多いと考えられます。吃音からの離脱は二つあると思います。
1つは訓練です。発声練習、話す練習、呼吸の仕方、そのために言語聴覚士という専門職がいます。言語聴覚士のいる医療施設の診察を受けても良いと思います。2つめはカウンセリング、認知行動療法等です。後者の必要性を感じますので以下参考にしてください。

まず、いつから言葉が思うように出なくなったのか振り返りましょう。その時何を感じたのか。上手に話そうと思っていたら最初につっかかってしまって、後の言葉が出なくなった。周りからは失笑やら批判があった等トラウマとなっていることが考えられます。まずはそこから振り返りトラウマ、心の傷はその経過を文字に起こす、言葉に出すことで整理が進みます。次にレベル吃音の設定をしましょう。どんな状況の時にどんな状況になるのか。5段階から10段階位を設定してください。1段階目は少し緊張する程度。10段階はイメージしただけで身体が震える、と言うようにレベルを分けて、1段階目から慣して行く方法法です。時間は少し掛かりますが、少しずつ進めていくことがポイントです。

それ以外にあるとしたらストレス管理です。溜まったストレスを吐き出すことです。吃音とダブらせるとカラオケで発散する、一人カラオケもストレス管理に有効です。声を出して吐き出し発散することで吃音の背景にあるストレスは解消されていく事も考えられます。
　吃音は必ず良くなると思います。不安に感じるより感じたら考えて実行してみましょう。